労務:人を育てる人事制度…2

    公開日:2024年09月10日

    ② 評価制度 編~

    評価制度とは、能力を評価するのではなく行動(良い結果を生み出す行動)を評価することにあります。

    期待する社員の行動を明確にし、具体的な評価項目を設定して、全員に実施してもらって成果を高めようというものです。

     

    1.まず、評価要素を決定し、その評価要素に対して期待される行動を示す

    ① 評価要素

    「成果につながる行動」

     速さ、正確さ、安全など

    「組織人として好ましい行動」

     規律、協調性、責任感など

    「能力向上などにつながる行動」

     業務知識、計画性、向上心など

     

    2.評価要素が決まれば、各評価要素について、どんな行動をすればS評価になるのか?どんな行動をすればB評価になるのかなど、評価要素に対するSABCD各々の行動を決めていきます。

    ※行動評価を決定する際は、着眼点が大切です。

    ① なるべく数字で表現する

    ② 目で見える行動とする

    ③ 「~しなかった」という表現ではなく、「~した」という表現を使う

    ④ できるだけ具体的に、誰が見ても同じ評価となるようにする

    ⑤ 建て前ではなく「本音」で書く

    ⑥ S評価を出し惜しみしない